日常を呟くブログ

結婚2年目。日常の中で思ったことをつらつら書くブログ。

なかなか妊娠しなかった

妊活、のお話です。

結婚した女性にとって、妊娠はとてもデリケートなものだと私は思っています。

子を望むも望まないも、その夫婦の自由であって、周囲から強制されることは違う気がします。


私たち夫婦は、付き合っていたときから子どもの話をしていました。

もともと婚活で出逢った仲なので、結婚を前提にお付き合いスタートしたので、そんな話題が出るのは普通の流れで。

それに、結婚してから子どもについて2人の意見が違うことは避けたかったので、たくさん話をしてきました。

2人の意見は、子どもは欲しいねで一致。


だから、披露宴や旅行が落ち着いた頃から妊活を意識するようになりました。


私の周囲には結婚して子どもを持つ友人が多くいました。

職場は女性が多く、もちろん子育て世代の多い場所。

周りから、なんとなく聞かれる「そろそろー?」という言葉に、何度か微妙な気持ちになりました。


というのも、妊活をスタートしても、どんなに狙っても妊娠しなかったから。

PMSが酷いこともあり、私は妊活するまで低用量ピルを服用していました。

その影響が少しあるのか、服用をストップしても、長ければ半年くらい通常の生理に戻るまで時間がかかることもあるそうで。

そのせいか、とも思っていましたが、周期はすでに元に戻っていましたし、排卵検査薬もしっかり反応していました。


生理が来るたびに落ち込んで、泣いて。


夫はとても協力的だけど、仕事の帰りが遅く、彼の睡眠時間を削って妊娠のために夫婦生活をすることに、私がだんだん申し訳なさを感じ、ストレスになっていく日々。

基礎体温も欠かさずに計っていたのですか、お手本のようなものすごくきちんとしたグラフになる私は、前もって生理が来ることが分かってしまう。

体温が下がってしまった朝は、やっぱり泣いて、そのたびに夫は「ごめんね」と慰めてくれる。

「あなたのせいじゃないよ。きっと私に原因があるんだよ」

そんなことが繰り返されて数ヶ月、あまりにもツラくて、SNSで繋がっていた子育て中の友人をブロックしました。

心無い言葉をかけられたこともあります。

本人は無自覚だろうけれど…。


ストレスから自分を守るために、あらゆるものを断ちました。

SNS、妊活に関する情報…


同時に、不妊治療のクリニックへ予約を入れました。

夫側にはおそらく原因は見える範囲ではないことが分かっていました。

テンガルーペで、確認していたので…。

私の方に何かあるとしたら、と。


そして自分の好きなこと、熱を注げることをスタートさせました。

たまに妊娠のことも頭をかすめるけれど、それを考える暇もないくらいに、楽しい時間を過ごしていました。


仕事で大きな行事があり、妊娠のことはほとんど抜けていたような夏。

基礎体温だけは習慣化していたので、なんとなく気にしつつ、そういえばそろそろ生理だな。

ナプキン無かったな、買わないと…なんて、ぼーっと過ごしていた日。

ナプキンをたくさん買い込んで、よし今月もこれで安心、と思っていた、8月。

今月はクリニックに初診だし、もし生理が来てもおおらかに迎えようと思っていました。


しかし、体調がいまいち、悪いような気がしていました。

行事が終わってホッとしたのかな。

疲れが出たんだろう。もうすぐ生理だし、PMSかな。

そんな風に思って過ごしていました。


その日は夫と少し遠いところにある、つけ麺を食べにいく日で。

楽しみにしていた、濃厚魚介つけ麺…なんだか、食べ終わってから、気持ち悪い気がしました。

濃厚過ぎた?

なんだか車酔い?

胃もたれかな〜なんて、思いながら帰ってきて、まさかな…と妊娠検査薬を試しました。

まだ生理予定日。

判定が出ないかもしれないけれど、最近の体調のおかしさが気になって。


その結果、はっきりと陽性が出ました。


ずっと待ち望んだ妊娠でした。

でも、素直に喜べない私がいます。

まだ検査薬で陽性が出た段階。

きちんと妊娠しているのかは病院へ行かなければ分からない。

しかも初期は流産する確率が高い。

…そんなことを含めながら、夫にも報告しました。


夫の反応は、驚いたような嬉しいような、でもまだまだ分からないから複雑な様子で。

あんなに悩んでいた妊娠、気づけばなんだか盛大に喜ぶこともなく、静かに受け止めた私たちでした。


その後、無事に胎嚢確認、心拍確認、安定期へとステップを踏んでいくお腹の子ですが、本当に妊娠は奇跡だなと思います。


私たちは妊活をスタートして、8ヶ月かかりました。

この期間が長いかは人によりますが、私にとってはとても長く感じました。

私の年齢を考えるとクリニックへ行くギリギリのラインでした。


不妊治療を続けている方にとっては、自然妊娠できたのだから贅沢だとも言われるかもしれません。

本当にその通りです。


だから、というわけではないけれど、結婚した夫婦に「子どもは?」と問いかけることはあまりしたくないなと思うようになりました。

私はこの問いかけで、かつて傷ついたから。

(あと、同年代の同じような時期に結婚した女性にありがちな、「頑張れば子どもが同じ学年だね」というやつ。)

話の流れでも、聞くメリットがわかりません。

あちらから提示された話題なら別ですけど。



今の段階で、何事もなく順調に育っているお腹の子です。

このまま、どうか元気に生まれてくれることを願うばかりです。

夫の穏やかな性格に似た優しい子に育ってほしいな。

私が激情家なので笑